私の子育て失敗談③自分が正しいと思い込む

私の子育て失敗談続きます。
「自分が正しいと思い込む」ということで思い浮かぶ失敗談は、「何がなんでもアトピーを治す!」と思い込むことです。

長女は、生まれながらにアトピー性皮膚炎があり、元保育士だった私は、妊娠中の食事等いろいろと気をつけていたのに・・・と、とてもショックでした。

そして、「絶対に治して見せる!」という意気込みで、いろんな病院に行き、アトピー専門で有名な病院に約1年間通い、ステロイドを使用しましたが、根本的な治療には至りませんでした。

その間、インターネットで、アトピーのことを調べまくり、いいとされていることは片っ端から試して(漢方薬や民間療法等)

病院に頼るのではなく、自然療法で長い間をかけて体質を改善するしかない、とわかり、

覚悟をして、ステロイドを絶って、自然療法に切り替えました。

まず食べ物は、すべてオーガニックで、肉や砂糖はだめ。小麦粉もだめ。
市販のお菓子やパンはぜったいにだめ。

その他いろんな禁止項目があり、料理をする私も大変、娘や家族も大変な毎日が訪れました。

大変でも、体に良く、体質改善をする食べ物をいただいていれば、アトピーは治るかも、と必死な思いで毎日を過ごしていました。

ところが・・・食事を全て良いものにしても、自然療法で学んだお手当をしても、アトピーは治りません。

本当に行き詰まってしまいました。
どうしたらいいんだろう。

そんな時、小林正観さんの本に出会い、そこにはこんなことが書いてありました。

「アトピーは、その子を強力に支配する人がいるとなる。」

そうです、私は、アトピー治療と称し、オーガニックで体に良いものだけを一途に摂取しようとしていました。

そのことで、家族が苦しんでいたのに、です。

今でしたら、もっと優しく柔軟な視点で、アトピーのことに対応できると思います。

アトピーは大変だけれども、食べ物だけが原因でなっているわけではない。

経皮毒のことも関係があると思い、衣服も洗剤も住居もすべてアトピー改善のために変えたのですが、

衣食住のだけでなく、心のこと、気持ちのことを置き去りにしていたのだと反省しています。

アトピーの対処をしつつ、娘や自分の気持ちも大切にしつつ、寛容に経過を長い目で見ていく。

「そんなこともあるよね」とありのままの姿を受け止め、希望を持って明るく毎日を暮らす。

そんな風にできればよかった、と今は思っています。

現在、長女は18歳になり、アトピーは大丈夫になりました。
良かったです。

〜まだ失敗談は続きます〜

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