父と母のこと①

父と母のこと。
先日のセッションで、「書いてみたら」と言われました。

今までさんざん癒しきっていたこと。
「また?」と正直思ったのですが、

両親が大好きで、その価値観の範囲に収まっていたいと願う自分がいることに気づいてしまいました。

両親の枠を超える。
そして、子育て支援のヒントになることを私の生い立ちから見つけていきたいと思っています。

警察官の父、専業主婦の母

父と母も昔は子どもだった

父は、長崎県出身。
日本海側にある小さな島で農家の4人兄弟の次男として生まれました。
4歳位の時に、「長崎市の方で新型爆弾が落ちた」と聞いたとのこと。
戦争中は、1つの卵を4人の兄弟で分けて食べたんだよ、と小さい頃よく聞きました。

直接話す機会があまりなかったので、母からの伝言ですが、
大学進学のため上京し、しばらくは訛りのためどもりがあったとのこと。
プライドの高い父は、さぞ困っていたことだと思います。

大学卒業後は、ブラジルに行って開拓民になりたい!と夢をもっていたのですが、
「奴隷のように働くようになる」と実家から反対され断念。

理科教員の道もあったけれど、「毎日同じことの繰り返しは嫌だ」と新聞記者に。
それから何を思ったのか、警察庁の試験を受けて、「都民を守るため」警察官になったそうです。

母は、東京都荒川区出身。昭和18年生まれ。
2歳の頃戦争のため、祖父の富山県の実家へ、祖母と疎開したそうです。

母は、地元の子どもと何かあった時、理由も聞かれずに、祖母から叱られ蔵に閉じめられたそう。
疎開先で、親子ともかなり身の狭い思いをしていたことが分かります。

東京に戻り、祖父が復員。それから叔父と叔母が生まれました。
10歳離れている叔母をよくおんぶしながら、近所の子と遊んでいたのよ、背中でおしっこされると大変だったのよ、と昔聞きました。

中学校時代は成績も良かったけれど、いたずらも好きだったそう。
文化祭?の時、舞台の上でソロで歌ったこともあったとのこと。

高校卒業後、銀行員になりますが、仕事がかなり大変なので、花嫁修行をしてお見合いをすることに。

祖父も警察庁に勤めていたので、その伝手で父とお見合いすることになりました。
祖父は細やかな人だったので、男らしい?父と結婚してもいいかな、と思ったとのこと。

若くてかっこいい父と可愛らしい母。
こうしてカップルが生まれ、姉と私が生まれることになりました。

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