親は子どもに「自分の過去」を見せつけられる

昨年6月末に書いた記事です↓

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私には今、高3と小6の娘が2人います。

最近、2人とも私の身長に近づいてきて、「大きくなったな・・・」としみじみ感じます。

最近の女子はどんなことを思っているのかな?と私が会話に入ろうとすると、「ママは入ってこないで」と言われ、残念と思う時もあれば、3人で女子トーク全開で、大いに盛り上がる時もあります。

女子につきものは、友達関係。

それぞれ、いろいろと思うところがあるようです。

特に長女は、少し人間関係が苦手。

学校の日々の生活の中で、「嫌だな・・・」と感じることがあるようです。

「教室を移動する時は、話すのに気を遣う・・・」

など私に言ってくることを聞くたびに、私の心はざわざわ・・・としてきます。

なぜって、すっかり忘れていた、私の数十年前の自分を見せつけられるからです〜

今でこそ、ママ友と楽しくおしゃべりして、ほぼ友達関係は悩みなしなのですが、かつて登校拒否にならなかったのが不思議な位、友達関係に四苦八苦していました。

私の通っていた高校は、元女子校の穏やかな雰囲気の学校で、みんないい感じの人だったのですが、私が自分で壁を作っていたようです。

長女の話を聞くと、鮮明に当時の気持ちや情景、感覚を思い出し・・・とても気持ちがざわつきます

そして、「大丈夫!!ママの方が(高校生の時)病んでいたんだから、あなたはまだ大丈夫な方だよ!!」とか

「高3なんて、あっという間に過ぎ去っていくから大丈夫!!」と過剰反応してしまいます・・・

田中茂樹先生の『子どもを信じること』という本の中でも、

「過去において封印していた自分の欠点や悩みが何十年かの時を超えて、わが子によって再び思い出されることがあります。

自分の味方であり分身のように思えるわが子が、自分がはるか昔にどこかに隠したはずの過去を掘り出して自分に突きつける、そんな不快な気分を、親は味わうことになるのです。」

とありました。

仕事のためカウンセリングの学習をしていると、過剰反応していた自分に気がつき、ただ気持ちに寄り添っていればいいんだ、と原点に還ることができました。

アドバイスや慰めでなく、ただ気持ちを聞いて欲しかったという、長女の本心が分かってきました。

健康な人は基本、アドバイスはされたくないですよね。

答えはその人自身が持っています。

誰かが共感してくれることで、その答えに自分で気づくことができます。

ただ共感受容でほぼ充分だと思い出しました。

娘は、私と違う人格で、私と違う人生を歩んでいる、という認識と境界線をはっきりとさせることも思い出しました。

長女よ、またしても大事な気づきをありがとう

貴女は、子どものどんなところで、気持ちがざわつきますか?

それはなぜだと思いますか?

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次