幸せを味わう大切な感性

HSP(=環境感受性の高い人)が、その敏感で繊細な感性を存分に活かせるところが、「幸せを味わう」ことです。

毎日の小さな幸せに、HSPならではの感性でよく気がつきます。

些細な自然の変化や身近な人のちょっとした優しさや温かさ、五感から味わう、おいしさや美しさ、良い香り、手触り等、

HSPでない方より、数倍も幸せ要素を味わい尽くして、満たされた日々を送ることができます。

それなので、やはり、身を置く環境が大切になってきます。

わたしは、大人になって実家を出るまで、自分の感性を無意識に閉じていました。

敏感に感じてしまうと、耐え難い環境にいたからです。

怒鳴る父、怯える母、満員電車、人混み、学校のクラス内

ほとんど全てのことを感じなくしていたのだと思います。

それなので、強い悲しみや怒りと同時に、嬉しさや喜びも感じなくなってしまいました。

だから中高の卒業式では、泣いたことがなく、

クラス内で爆笑の時も、あまり笑えず困ったことがありました。

だけど今は、

どこかに出かけなくても、うちから見える素晴らしい風景に、毎日感動したり、

大地震や病気等、何事もなく、無事夕食を迎えられることに毎日感謝の気持ちが湧いてきてほっとしたり、

家族のありがたさ、水や電気、車など、今までの先人の仕事のありがたさを身にしみて感じたり・・・

自分の卒業式では泣いたことはなかったのですが、長女の小学校卒業の時や、チャリティーコンサートでは、想定外にうっかり号泣する自分がいます。

自分の感性は、幸せを味わうための大切なもの。

実家にいた時のように、麻痺させるのではなく、

喜びも悲しみも十分感じ尽くして、この人生を味わいのあるものにしていきたいです。



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