非HSPの母×HSPのわたし

父が警察官で九州男児、亭主関白で、
今から思うとモラハラ100%な環境でも、

2つ上の姉や母は、
心が病むことはなかったそうです。

姉は自由なタイプで、高校生の時、彼氏をうちに連れてきて、厳しい父に普通に紹介した時や
大学生の時かな?外泊を初めてした時は、本当に驚きました。

さすが長女は、果敢に道を切り開くんだな、すごいな〜と次女のわたしは、姉の行動を目の前にして、ビクビクしていました(笑)

どうやったら両親を怒らせるか、どこまでがセーフなのかを姉の行動で知り、それを無意識に参考にしていた感があります。

一方母は、亭主関白な父に閉口し、娘に父の愚痴をこぼしながらも、自分の選択で結婚生活を続けている、と言っていて、特にカウンセリングや悩み相談にお世話になることはありませんでした。

父が退職する時に、母も「もっと強気で言わないと!」と一念発起したようで、それからはお茶等父自身が自分で入れるようになりました。

今両親は穏やかに2人で過ごしていて、時々旅行に行っているようです。

HSPは、「相手の感情を察しやすい」「その場の雰囲気を感じる」という度合いが強く、非HSPの方との違いがかなりあるのに、それにお互いが気づかず、すれ違いが多発します。

数年前、母に「高校生の時、わたしとても悩んでいたでしょう。覚えてる?」と何気なく聞いたら、

「全く覚えていない。悩んでいたの?」と言われ、あっけに取られたことがありました。

わたしは中学生の時、心のことの悩みがピークに達し、「心療内科に行きたい」と母に言って、数回受診したことがあるのですが、母は全く覚えていないそうです。(ちなみに認知症ではありません笑)

当時母はわたしに、「思春期だから、いろいろあるよ。大人になれば大丈夫。」と言っていて、それはわたしを励ますためもありますが、本心からそう思っていたようで、あまり心配されませんでした。

心に関して、あれこれ詮索や干渉は全くされなかったので、後から見たらそれそれで良かったのだと思いますが、それほどHSPと非HSPの方との感覚が違うということが改めて分かりました。

どちらが良い・悪いではなく、それぞれの個性なのだから、もっと自分の感性を認めてあげて、表現していってもいいのかな、と思いました。

昨日は母の日。実母と義母に無添加のシフォンケーキを5月上旬に送りました。

それぞれの母が、自分らしさを大切にして、輝く人生を最後まで送って欲しいです。

わたしも、彼女たちを尊重しながら、わたし自身の感じ方や感性も大切にしていきたいと思いました。

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